不動産を売却する際、「仲介」と「買取」には大きな違いがあります。どちらを選ぶかによって売却期間や価格、手数料、リスク、手間などが大きく変わるため、以下の比較を参考にご自身に最適な方法を選択しましょう。
| 比較項目 |
仲介 |
買取 |
| 売却期間 |
3~6ヶ月程度 |
1週間~1ヶ月程度 |
| 売却価格 |
市場相場に近い高値 |
相場の6~8割程度 |
| 手数料 |
3%+6万円+税 |
原則不要 |
| 内覧対応 |
必要 |
原則不要 |
| 契約リスク |
買主のローン審査落ち、キャンセル |
会社が直接購入、リスク低い |
| 責任 |
瑕疵担保責任あり |
瑕疵担保責任免除が多い |
売却期間と確実性の違い
不動産仲介は一般の買主を探すため、売却までに平均3~6ヶ月ほどかかることが多く、状況によってはさらに長引く場合もあります。買取では不動産会社が直接買主となるため、最短1週間で現金化できるのが特徴です。特に相続や住み替えなどで急いで売却したい場合には、買取が有効な選択肢となります。
内覧対応やローン審査落ちリスクの比較
仲介の場合、多くは複数回の内覧への対応が必要となり、買主が決まったとしても住宅ローンの審査落ちによる契約解除のリスクがつきまといます。買取では会社が現金で購入するため、ローン審査は不要。契約破談のリスクは極めて低く、精神的な負担も大幅に軽減されます。
売却価格と手取り額の差
仲介は市場価格に近い高値で売れる可能性が高いですが、買取は相場の6~8割が目安です。売却価格と手取り額の違いを具体的に把握するため、約3,000万円の物件を例に比較します。
| 項目 |
仲介 |
買取 |
| 売却価格 |
約3,000万円 |
約2,250万円(75%の場合) |
| 手数料 |
約105万円 |
0円 |
| 諸費用 |
約20万円 |
約20万円 |
| 手取り額 |
約2,875万円 |
約2,230万円 |
このように手取り額に大きな差が生じるため、「とにかく高く売りたい」場合は仲介、「早く確実に売りたい」場合は買取が向いています。
仲介手数料の影響
仲介の手数料は「売却価格の3%+6万円+消費税」が上限となっています。3,000万円で売却した場合、手数料は約105万円となります。担当者と交渉次第で値引きされるケースもありますが、サービス内容や売却サポートの質も考慮しましょう。手数料の負担が気になる場合は、複数社に査定を依頼して比較することが大切です。